Home > Company > Rock You > ロック社長のこれを聴け!!:第三回 " ARGUS "

ロック社長のこれを聴け!!:第三回 " ARGUS "

2011.08.15

これまでヴァルハラゆかりのアルバムを紹介してきたが、そろそろ第三回、この俺がまた本当に愛して止まない素晴らしきロックの超名盤を紹介して行くぜー!!
第一回でも言ったが、俺がロックにのめり込んだきっかけは、小学4年の時の出来事だった。FMで流れた曲に脳天を打ち抜かれ、心棒からビリビリ震えた・・・・・。

その曲こそが、このアルバムに入っている「Warrior」だった!
出来すぎのようではあるが、Argusアーガスつまり、ギリシャ神話らしく読めば「アルゴス」、そして曲名はずばり「戦士」だ。まさに『アルゴスの戦士』といういわくつきの曲である。このタイトルのゲームを俺自身が手掛けることになるとは、ビリビリ来た瞬間にはまだわからなかったが。
それにしてもこいつがゲーム業界に入るきっかけにもなったんだから、人生におけるターニングポイントの曲、極めつけだね。
むろん「Warrior」に限らず名曲ぞろいで、1972年のメロディーメーカー誌が選ぶ年間べストアルバムにも輝いた。すなわちロック史に燦然と輝く名盤、それがこの『ARGUS』なんだ。

Argus (Exp)
Wishbone Ash
Mca (2002-03-05)

ギリシャ神話に出てくる百眼の巨人アーガスと、それに立ち向かう王の活躍を描いた壮大なロック叙事詩で、B面は組曲的な構成となる。
B面あたまの「King Will Come」から「Leaf & Stream」、「Warrior」、そして「Throw Down The Sword」の流れには、緊張感と奥深さと美しさが見事に凝縮されている。
そして、このバンドの曲の中でも俺が一番好きな「Sometime World」が2曲目に入っているんだが、この曲のギターのアンサンブル、コーラスのカッコ良さ、そして何と言っても唸るベースラインが本当にヤバい。
ツインリードギターを完成させたとも言われるWishbone Ash。ギブソンのハンバッキングの太さと、フェンダーのシングルコイルのシャープさを、絶妙な掛け合いとハモリで奏でていて、これこそはツインギターのお手本だね。

当時、ギブソンのフライングVと言うとまだそれ程ポピュラーではなかった。しかしギタリストのアンディー・パウエルはずっとフライングVを愛用していた。Vで有名なマイケル・シェンカーも、実はアンディー・パウエルに影響されたクチで、そして何を隠そうこの俺も、触発されてVを良く使うようになったね。
そして俺が中学生だった頃、ツインギターの片方に2代目ギタリストとして加わったローリー・ワイズフィールドが、YAMAHAのSXというギターのポスターモデルになっていたもんだから、当時はそれもよく弾いていたよ。

このアルバムは、ジャケットアートでも有名だ。Led ZeppelinやPink Floydなどのジャケットを数多く手がけているHipgnosisの手による。見開きで見るとUFOが飛んでいるのが分かるが、ギリシャ戦士とUFOの組み合わせが非常にシュールで、このヴィジュアルも凄く印象に残るアルバムなんだ。

初期の3枚と中期の『New England』は、本当に素晴らしいアルバムだよ。
ギターリストなら絶対に聴くべきアルバムだし、ロックに興味が無い人間にとっても、このアルバムが持っている英国ならではの奥深さや緊張感、そして美しさは本当に感動モノです!!
ギターロックのエポックメイキングとなったこの一枚。
これを聴け!!