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ロック社長のこれを聴け!!:第九回"Alive!" "Destroyer" "AliveⅡ" ―― KISS

2013.12.26

師走で寒い日が続くが、ロック魂で熱くぶっ飛ばすぜ!!
しばらくぶりの記事はこいつら、KISSだ!!
なぜかって?
俺の弟分、いつも一緒にロックしてた奴が、最も愛し、狂っていたバンドだからさ。
そいつが急に遠い世界へ行ってしまった。
今回は、想いを込めてKISSを紹介するぜ!!

ここ最近、KISSそしてポール・マッカートニーと、大御所たちが立て続けに来日して素晴らしいライブをやった。ビートルズはすべてのアルバムがマストアイテムだから、あえてここでは紹介しない。全部聴くべし。
さてKISSだ。7年ぶりの来日で1977年と同じ武道館。なんだかタイムスリップしたような気分だぜ。あの時も武道館にメイクして観に行ったよな~。
ジーン・シモンズは64歳、ポール・スタンレーも61歳、とてもそんな歳とは思えないパワフルで最高のパフォーマンスだった。スゲー熱さが伝わってきたぜ。

俺とKISSとの出会いは中学の頃だ。
「Hotter Than Hell」という曲がラジオから流れてきた。
ぶっ飛んだね~。"地獄より熱く"なんて最高のネーミングだ、ギターのリフもスゲー、めちゃくちゃCoolで雷が落ちたような衝撃を覚えたんだ。
そして1977年 ―― 初来日するって言うんで、小遣いためて、ポールと同じメイク(右目に★)して武道館で騒ぎまくったな~。

グラムロック好きな俺にとってKISSとの出会いは、アリス・クーパーやSWEETをも超えるショッキングな出来事だったよ。

KISSの絶頂というと1976年発売のアルバム「DESTROYER」の頃がまさにそれだ。
エンジン音を引き裂くエッジの利いたエレキギターで始まる「Detroit Rock City」。この曲にこそロックのかっこ良さが凝縮されている。うねりのようなギターリフ、ギターのハモリが最高に決まってた。
続けて車のクラッシュから始まる「King of the Night Time World」。
口から血を垂らしたジーン・シモンズが地獄で叫ぶような「God of Thunder」と、息つく暇のない緊張感だ。
他にもライブには欠かせない「Shout It Out Loud」「Do You Love Me?」、バラードの名作「Beth」といった珠玉の名曲がぎっしり詰まった最高のアルバムだ。
実はこのアルバムでプロデューサーが変わった。アリス・クーパーを手掛けてきたボブ・エズリンだ。後にはさらに大物となるこの男の力もあって、単なるロックバンドから歴史に名を残すバンドへと変身したんだよな。
ちなみにボブは第7回でも触れたPink Floydの超名盤「The Wall」のプロデューサーでもある。

KISSの凄さは、自己演出とライブパフォーマンス、そして分かりやすいリフとキャッチーなメロディーラインにある。中でも真骨頂はライブだ。ハンパない狂乱、しかしあれほどまで計算され尽くしたSHOWってのも、他のバンドじゃあなかなか見られないぜ。
一度でもKISSのライブを観に行ったら、彼らの世界にハマってしまうに違いない。
その素晴らしいライブを凝縮したアルバムが「ALIVE」と「ALIVEⅡ」ってわけだ。

「ALIVE」は初期の粗削りなところも含めて、まさにロックの熱さをビンビン感じさせるアルバムだ。特に「Black Diamond」そして俺が最高に好きな曲「Rock and Roll All Nite」には、これぞロック!という醍醐味が詰まってるんだ。
「ALIVEⅡ」は円熟期の極みで、最高にノッている時代の音源だ。深みが増し、幅も広がった、"KING OF ROCK"と言っておかしくない迫力のライブアルバムなのだ!

アライヴ!~地獄の狂獣
KISS
USMジャパン (2011-10-12)

地獄の軍団
KISS
USMジャパン (2011-10-12)

アライヴII
KISS
USMジャパン (2011-10-12)

累計1億枚を軽く超えるアルバムセールスも凄まじいが、それ以上に、目に焼きついてはなれないファッションを見せつけ、KISS ARMYという熱狂的なファンを生み出したKISSは、これから先もずっと愛されてゆくバンドだろう。
もちろん奇抜なファッションやメイクだけじゃない。真にイケてる、魔物たちの熱いロックを体感してくれ。

あいつが好きだったワイン、Protosを飲みながら ―― 力込めて言っておくぜ。
最高にクレージーでCoolなロック野郎『KISS』!!
これを聴け!!